新事業開発・経営革新申請コンサルティング(電気部品製造業)

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コンサルティング支援先の業種・業態

電気部品製造業

コンサルティングの経緯・経営状況

経営が苦しいメーカーが新事業の立ち上げを考えているので相談に乗ってもらえないかという内容の依頼が、某商工会議所から入った。ことだった。できれば経営革新の申請も含めて面倒を見てほしいとのことで、早速訪問した。
K電工は、S県の電気部品メーカーである。LED素子を多く使用した特殊な電子基板を下請として製作している。発注元企業は、5社程度であり、売上規模は7,000万円前後、従業員はパート社員を中心に16名程度である。しかし、リーマンショック後の急激な売上減少で、経営は苦しい状態が続いていた。ようやく回復の見込みが見えてきているが、大震災の影響もあり経営は苦しい。
第一回目に訪問した打合せでは、「このままでは、借金もあるし・・・。我社の強みを活かし、鉛フリーはんだ装置を積極的な武器にして、大企業向きの新規顧客開拓を行いた」ということだった。
第二回目の打合せで、私は「社長、本当は何を行いたいのですか?」と確認すると、「新規顧客開拓は必要と思うし、出来ると思う。しかし本当にこれを行いたいかと言われれば、違うかも知れない」と話した。
さらに、「本音を言えば、惣菜屋をやりたい。というのも、私はこの土地で生まれ育ち、良くしてもらっている。恩返しがしたい。また、私自身が年を取ったら、家庭で作る以外に惣菜を食べることが出来ない土地ということに気づいたからです」と話した。
私は「社長が本当にやりたいことを計画にしなければ、結局行わないことになる。これで早速計画作りを進めましょう」と勧めた。

幸いに、将来の投資用にと国道沿いに、100坪程度の土地を昔購入しておられ、この土地にプレハブ店舗を建設して開業することができる。また、現在の従業員には家庭の主婦が多い。彼女達の何人かは、この話をすれば興味を持つだろうとのことだった。

私はつぎのように付け加えた。「せっかくだから、この土地の特産品である椎茸やトマトをふんだんに使った惣菜メニューに工夫すれば良い。そうなると地元の農家と話しあって、食材仕入を考える必要がありますね。また、農家では、農協に納めるだけでなく、新店舗に直売コーナーを作ることで、農家の売上向上という貢献が出来ます。さらに、売れる仕組みを考えて実行することが重要です」

コンサルティング支援内容

  • 新事業アイデアの発案支援
  • 経営革新申請の支援

コンサルティングの成果

  • 経営革新の承認を得て、新事業の開始につながった。

経営革新申請書の事例

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